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FAQ


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実験全般についての質問



出席・履修・受講前の準備など

Q0-1. 忌引きで欠席しました。

A.「欠席届」を提出してください。折り返し、こちらからオンライン(オンデマンド)教材へのアクセス先をお知らせします。それをご覧いただき、レポートに備えてください。 忌引きなどやむを得ない欠席の場合、レポート提出に伴う基礎点3点は出席したときと同様に付与します。


Q0-2. 実験ノートはキャンパスノートで代用できますか?

A.代用できます。ただし、規定の実験ノートの方がお勧めです。なぜならば、実験専用で区別がつけやすかったり、方眼になって使いやすかったりするからです。なお学部の卒論研究などでは、実験ノートを5年間保管する必要があるために、しっかりした実験ノートを使用します。


Q0-3. 教科書を忘れました。貸していただけないでしょうか。

A.テキストは貸し出しします。実験棟2階の実施本部にお越しください。ノートは貸せません。応急処置として、どんなノートでも良いので、それで代用してください。


Q0-4. クラブ活動やサークル活動で欠席するのですが、どうすればいいですか。

A.欠席届を提出してください。オンデマンド教材でレポート作成ができます。ただし基礎点は付与されません。全学教育科目履修の手引き(18ページ)にあるとおり、本学に公欠の取り扱いはありません。




レポートの体裁・内容・提出など

Q0-10. レポートフォーマットが、Classroomにありますが、それを用いずにレポートを提出しても良いですか?

A.問題ありません(Word、GoogleDocument、AppleのPages、フリーウェアのOpenOffice、LibreOffice、NeoOffice、LaTex、なんでも結構です)。ただし、表紙・レポートの構造・グラフ用紙の貼り付けは厳守してください。あと、あまり体裁に凝りすぎないように。中身が大切です。


Q0-11. フォントの大きさや書体、レポートの枚数などの指定や制限はありますか?

A.枚数の制限はありません。書体は読めるものなら何でも良いです。サイズは10.5〜11ポイントだと読みやすく、行間はシングルスペースです。いずれにせよ、採点する教員が読みやすくなるように心がけてください。


Q0-12. レポートの提出方法がわかりません。Google Documentで作成した場合はそのままClassroomに提出して良いでしょうか。

A.自然科学総合実験の Classroom 「お知らせ」「レポートの提出方法」にある、「レポート提出方法・図の埋め込み注意.pdf」を見て下さい。 必要な情報は基本的に教科書とClassroomに載っています。隅々まで見て、読んで、理解するようにしましょう。pdfファイルで提出して下さい。Google Document の場合は「ファイル→ダウンロード→PDFドキュメント」とすると、pdf形式でダウンロード出来ます。


Q0-13. 結果は実験結果の表やグラフを貼り付ける以外に、何を書けばいいでしょうか。結果と考察の違いがよくわかりません。

A.ガイダンスでの、レポート作成演習Iの資料を復習してください。「表の数字をグラフにし、その傾向を文章で言語化すること」と説明しています。説明と考察の違いも説明済みです。結果は実験で得られた事実です。考察はその実験結果から分かることです。例えば、グラフを見ながら、そのグラフを他者に説明する場合、どのような文章になるかを言語化してください。これが”結果”です。その結果が,なぜそのような傾向を持つに至ったかの考えを記述するのが考察です。このときのヒントとなる記述がいくつか教科書に記載されています。


Q0-14. レポートのフォーマットには設問への解答の節がありましたが、自然科学総合実験のウェブサイトでは「設問は結果や考察として扱われる」とありました。設問の解答はどちらに書けばよいのでしょうか。

A.どちらでも構いません。設問の解答が結果や考察と重複するので、結果や考察に記載する場合は、そのように明示してあれば問題ありません。二度記載する必要はありません。もしそうでないものは、解答の節を設けて記載して下さい。


Q0-15. 共同実験者の名前を確認し忘れていたのですが、どうしたら良いでしょう

A.「確認し忘れました」と記述してください。


Q0-16. レポートのファイル名の「課題番号」は何を指しますか?

A.課題n(n=1〜12)のnが入ります。例えば、課題1「環境放射線を測る」であれば1、課題2「リンの定量による広瀬川の水質評価」であれば2が入ります。半角でご記入下さい。


Q0-17. レポートで原理の書き方がわかりません。

A.実験の原理の書き方については教科書7ページの記述に従ってください。そして教科書の各実験の原理の項に書いてあることを中心に掘り下げて行けば良いです。


Q0-18. 実験方法で、個々の操作の理由を書くべきでしょうか?

A.実験方法の章の役割は主に以下の2つです.
1.実験が科学的に正しく行われたことを保証する.
2.読者がこの章の記述をもとに同じ実験を行うことができるだけのデータを提供する.
いずれも,一般的な実験手法は著者と読者の間で共有されていることを前提にします.つまり,テキストの実験方法に書かれているような「こういう部分に注意して操作する」という記述は原則として不要です.
   「XXするのにはYYの意味がある」というのは,YYを実現するためにXXを行っているということですので,「XXしてYYした」と書けばいいのではないでしょうか.たとえば「ドライヤーで風を送り続ける,これは水分を完全に飛ばすためである」は,「水分が完全に飛ぶまでドライヤーで送風した」あるいは「ドライヤーで水分を完全に蒸発させた」,水分を飛ばすことが目的でドライヤーを使わなくても自然乾燥でもいいのなら,単に「水分を完全に蒸発させた」だけでもいいことになります.


Q0-19. 実験方法は箇条書きで書くべきですか?

A. 実験方法も「文章」で書いてください。箇条書きを推奨している課題はありません。また、実験に使った器具を箇条書きで列挙することもあまり意味がありません。「方法」には、マニュアルやレシピではなく、何をどのように調べたのか、ということを記述してください。


Q0-20. レポートの結論では、結果や考察と同じことを繰り返して言っても構いませんか?

A.全く同じことを繰り返すのではなく、結果や考察の重要な部分を要約してまとめながら、結論に結びつけてください。


Q0-21. 実験のレポートはいつまで提出すればいいですか?

A.ガイダンスで説明しましたが、1週目(表)の実験の2回後の実験日の13時までに提出してください。ルート表を見て、予定を確認してください。


Q0-22. 文字数が多い(少ない)ほど良いレポートとして評価されますか。

A. 文字数は評価に関係しません。過不足なく記述してください。




グラフや図について

Q0-30. グラフは手書きですか? 表や数式に手書きの写真を使ってもよろしいでしょうか?

A. 実験結果のグラフは、(課題4を除いて)正方眼紙や片対数方眼紙等のグラフ用紙に手で描き、それを写真に収めて、レポートに貼付してください。 グラフに必要な要素が揃っているか、「グラフの書き方」「片対数方眼紙の使い方」なども参照して確認してください。
表はソフトを使って構いません。数式や化学反応式は難しければ手書きと併用して構いません。


Q0-31. 図や課題を、レポートとは別ファイルで提出して良いでしょうか

A.認められません。一つのPDFファイルとして提出してください。


Q0-32. グラフを方眼紙に書くときは、実験ノート同様ボールペンで書いた方がよいのでしょうか。

A.鉛筆でかまいません。


Q0-33. テキストの図をレポートに載せてもよいですか

A. レポートはそれ単体で理解できるように、適切な図を含めることが理想です。しかしながら、自然科学総合実験のテキストの図を切り貼りすることや、テキストの複雑な装置図を精密に模写することに労力を割いてほしいわけではありません。どうしてもテキストの図を使って説明したい場合は、図を転載せずに、「テキスト図#のように」と文中で説明してください。




PCの技術的な事柄について

パソコンのハードウェア・ソフトウェア・アプリに関する質問は、原則、マルチメディア棟M102室に常駐する大学院生(Tech-A)に相談してください。


Q0-40. PDFファイルに変換すると、表内の値が、元の文書と異なりバラバラに配置されてしまいます。どうすればPDFへの変換後も整った状態の表を残せますか。

A.表はワープロソフトの表作成ツール(Wordなら表→挿入→表作成、Google Documentなら挿入→表)で作成して下さい。多くの場合問題なくpdfに変換されます。 うまくいかない場合は、表だけ別ファイルで作成してpdfにした後、文書ファイルと統合して下さい。表だけのページがあっても問題ありません。


Q0-41. 図をうまく埋め込む事ができないのですが、どうしたら良いでしょうか。

A.Classroomの「お知らせ」→「図の埋め込みに関する注意事項」をご覧ください。


Q0-42. レポートに挿入する画像は携帯で撮った写真でも大丈夫ですか?iPhoneでスキャンしたのですが、PDF形式になってしまい、レポートに挿入しても画像が表示されませんでした。

A.PDFを文書ファイルに挿入できるかどうかはお使いの環境に依存します.もしPDF挿入に対応していない場合は、PDFをjpegに変換して挿入してください。PDFからjpegに変換する方法は「図の埋め込みに関する注意事項」のなかに紹介されていますが、スクリーンショットのほか,Windowsであればペイント,Macであればプレビューから変換可能です.


Q0-43. レポートをPDFに変換すると文字化けします。

A.共同実験者など同級生に相談するか、上記Tech-Aに相談してください。


Q0-44. Wordを使う際に、数式の書き方や、O2やcm3の添字、分数などの書き方がわかりません。

A. ご質問の内容でWeb検索してください。上記Tech-Aへの相談もご検討ください。




参考文献について

Q0-50. 既に電子書籍として購入していた本を、参考文献で載せたい場合、ページは電子書籍内の位置No.を利用してもよいでしょうか。もしくは図書館で同一の書籍の印刷版を探してページを確認すべきですか。

A.電子書籍の位置Noは利用できません。かといって、印刷版を探してページを確認することも手間でしょう。参考文献を示す目的を考えましょう。参考文献を引用するときに重要なのは、読んだ人が参考・引用している箇所に正しくたどり着けるかどうかです。ePub形式の様に、文字の大きさがかわるとページ番号も変わってしまう場合は、ページ番号を示されても同じ箇所にたどり着けるかどうか定かではありません。ひとつの引用の仕方としては、何章、何段落目などと書いてあれば大丈夫でしょう。細かい書式を気にする必要はありません。とにかく他の人がその該当箇所にたどり着くためにはどの様に表記していおけば良いかを考えて下さい。


Q0-51. 参考文献についてです。テキストの課題で辞典や高校の教科書は使えないのでしょうか。

A.辞典や高校の教科書を使用して構いません。


Q0-52. 他授業で習ったことは自分の知識として書くべきですか? それとも引用として書くべきですか?

A.他授業でならったことのうち、教科書レベルの内容は、長い年月をかけて検証され、ほぼ間違いないもの(科学者の間でほぼ間違いないだろうと共通認識がある知識)と考えて構いません。その場合は引用は必要ありません。一方で、十分検証されていない考えや反論がなされていることの場合は、出典を示し引用として書くべきです。


Q0-53. 文献調査の対象はISBNの付加された書籍のみですか? それとも有名企業など信頼できる情報源の場合、インターネット上の情報を参考文献としても構いませんか? 別の授業でISBNの付加された書籍以外からの引用が禁止でした。

A.自然科学総合実験のレポートにおいては、参考文献にはISBNが付加された書籍以外も使って構いません。 よって、インターネット上の情報も参考文献として使っても構いません。ただし、インターネット上の情報は玉石混交ですので、引用する際には、例えば他の文献で裏を取るなど、慎重に検討したほうが良いでしょう。「有名企業」だから信頼できる、という考えもどこまで妥当か、検討したほうが良いと思います。


Q0-54. レポート執筆で実験の目的や原理を記載する際に、実験テキストの内容をまとめる場合、教科書を参考文献として引用する、もしくは引用した旨を記載したほうが良いのでしょうか?

A. 実験テキストは受講者と教員の間で共有されていますので,目的や原理の記載において実験テキストの内容をまとめる場合は、実験テキストを逐一引用する必要はありません。




電子書籍・オンデマンド教材について

Q0-60. 実験を欠席し、オンデマンド課題で受講した場合、実験方法は動画で見たことを実際に自分で行ったように書いても良いですか。

A.はい、実験方法などは過去形で記述して、ご自身が実験を体験したようにレポートを作成してください。


Q0-61. 自然科学総合実験テキストの電子書籍はどのように入手できますか?

A. 大学生協で購入時に付属する用紙に手続きが載っています。紛失しないように注意してください。


Q0-62. 自然科学総合実験テキストの電子書籍にはどのような内容が載っていますか?

A. 各課題に関連する資料へのリンクや、当該年度に開講する課題以外の実験課題などが収録されています。




その他

Q0-70. 提出は期限内であっても一回のみということですが、現時点で一旦出来上がったレポートをTAの方から裏の回などでアドバイスをいただくことは可能ですか。

A.提出前のレポートに対する採点やアドバイスは行いません(公平性のため)。実験内容についての質問は歓迎です。


Q0-71. 〆切内に納得がいかないレポートを提出するのと、〆切を過ぎても納得がいくレポートを提出するのは、どちらが良いでしょうか?

A.〆切内に提出してください。


Q0-72. 手書きのレポートはどのように提出したらいいでしょうか。

A.手書きのレポートをスキャナーで読み取りPDF化し、それをアップロードしてください。スキャナーがない場合は、スマホアプリ等でスキャンしても良いです。ただしファイルの大きさが10MBを越えないように注意してください。大きすぎるファイルは受け取れません。


Q0-73. 課題担当の先生のコメントを考慮してレポートを修正したので、再提出してもよいでしょうか?

A.採点後の再提出は認められません。


Q0-74. TAの方から伺った考えを、剽窃にあたらないようにレポートに書きたいのですが、どのように表記するのが適切でしょうか?口頭で言われたため、文章を一語一句正確に書くことができないため、引用もできません。

A.実験のレポートでは、TA のアドバイスを聞いて自分自身で納得できたのなら、自分の考えとして記載して構いません。もしより丁寧に扱うならば、レポートの最後に、TAへの謝辞を入れておくとよいでしょう。


Q0-75. 先輩の過去のレポートを見ても良いでしょうか?

A.見てはいけないとは言いません。しかし、見ないことを強く勧めます。なぜならば、もし見てしまうと、どうしてもその先輩の過去のレポートに引きずられてしまうからです。さらにどんなものでも、コピーはほぼ必ず劣化します。我々が読みたいのは、過去誰かが書いたレポートの劣悪なコピーではなく、実験を行ったあなたが何を得て、何を考え、それをどう表現したか、というあなたにしか書けないものです。自分のレポートに自分自身で満足いかないかもしれません。しかしそれはあなたの評価であって、我々教員が下す評価とは違うかもしれません。


Q0-76. 提出から1週間たっても採点が返ってこないのですが。

A.いましばらくお待ちください。こちらから特段の連絡がなければ、あなたのレポートは無事受け取られて、採点過程に入っています。Classroomにはいつ提出されたかの履歴も残っていますので、安心してください。もし1か月経っても採点結果が返ってこなかったら、連絡をください。我々教員はできるだけ早く、可能ならば1週間以内に、あなたのレポートを採点しようと努力しています。しかし、丁寧に見ようとすればするほど、時間がかかってしまうのも事実です。ですので、提出したレポートのことはひとまず置いておいて、次の課題に取り組んでください。


Q0-77. 考察に関して誰か他者の意見を聞きたいです。

A. 先輩学生による学習支援窓口(SLA)に相談してみてください。SLA:https://sla.cls.ihe.tohoku.ac.jp//


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課題1についての質問


Q1-1. なぜ測定値を1分後に読むのですか?

A.放射線の発生は確率的な現象で,測定値には常に揺らぎがあります.今回使用した放射線モニターは,直前の1分間の平均値を表示するため,新たな測定を行う場合には,1分以上待つ必要があります.


Q1-2. 実験1で,「我々が生活する環境」での年間被ばく線量を計算する際,どの地点の測定値を用いればよいでしょうか?

A.単純な平均でも良いですが,室内での仕事が主な人は室内の測定の寄与を増やして計算するなど,行動パターンを仮定しても構いません.いずれにせよ,どのような想定のもと計算したかをレポートに明記してください.


Q1-3. 実験2,実験3でグラフに使う「放射線強度」とは,バックグラウンドを差し引いたものですか?

A. その通りです.ここでは,使用した放射線源からの放射線を考察します.


Q1-4. 放射線強度は,放射線量率(µSv/h)とみなしてよいですか?

A. そうしてください.


Q1-5. 実験3で,線減弱係数を求める際,計算過程は記載する必要がありますか?

A.どの式を用いて,どの値を代入して計算したのか,途中式を記載してください.


Q1-6. 裏の回のグループディスカッションの内容はレポートに記述する必要はありますか?

A. グループディスカッションの内容を全て記載する必要はありません.ご自身がより深い考察を行うための糧としてください.


Q1-7. 吸収係数と線減弱係数の違いが分かりません。

A. 吸収係数は全て線減弱係数と読み替えてください。


Q1-8. ガンマ線では線質係数が1なので、SvはGyと同じ値になりますが、では、Gy = J/kg と定義した時の「物質1 kgあたりに付与されるエネルギー」は物質によって変わるのではないでしょうか。課題1の実験で使用している線量計は、どんな物質を想定してµSv/hを表示しているのでしょうか。

A. 今回の検出器が表示しているのは、実は、「周辺線量当量(率)」と呼ばれるものです。「周辺線量当量」は、γ線の場合には、「人体組織を模した直径30cmの球(ICRU球と呼ばれる)に、一様に放射線を照射した時、表面から深さ1cmの場所での吸収線量(Gy)」と考えてよいです(本来は線量当量の単位はSvなので線質係数を考慮する)。大抵の人体組織、特に臓器は、体表面から1cm以上深い位置にありますので、周辺線量当量は実効線量より常に大きな値を示します(放射線のエネルギーや当たり方、体格にもよりますが、成人であれば、周辺線量当量が1のとき、実効線量が0.85くらい)。
 この定義の背景には、「線量計の値を実際のものより若干過大評価するように設定しておくことで、放射線防護上の安全側に立って物事を判断する」という理由があります。今回の測定結果(周辺線量当量率, µSv/h)は、たとえば0.05 µSv/hであれば、0.01 µSv/hくらいは過大評価になっているかもしれません。しかし、このくらいのずれは、測定のゆらぎ、地質の違い、天候の影響、測定場所の違いなどによって容易に変わりうる範囲であり(場所によってどのくらいの変動があるかを実験1で実際に検討してみていると思います)、定義やルールも複雑であるため、今回の実験では深くは触れていません。
 もう少し深く理解したい方は、環境省のQ&A「実効線量,周辺線量当量,空気吸収線量とは、どういうものですか。またそれらの値と個人線量計の数値とは、どのような関係がありますか。」もご参考ください。


Q1-9. 実験3で使用する穴の空いた立方体の金属は何のために使用していますか。

A. テキストに記載の「鉛コリメータ(collimator)」です。穴の空いた一方向だけにガンマ線が放出されるようにしています。余力があれば、なぜ放射線の吸収・散乱の実験でコリメータを使用したのか考えてみるとよいでしょう。


Q1-10. 線源の番号(種類)を記録し忘れたので、貸し出し簿を閲覧したいです。

A. 火・木・金の実験開始前または実験終了後にTAに相談して閲覧してください。またはレポートに「シリアル番号(線源)は記録していなかった」とお書きください。


Q1-11. 学生実験棟は鉄筋コンクリート作りでしょうか。

A. コンクリートが学生実験棟の建材に多く使われていることは考察に利用して良いです。


Q1-12. テキストの「環境放射線レベル」は「線量率」と読み替えてよいですか。

A. そのように読み替えてください。


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課題2についての質問


Q2-2. 欠席などで実験を行わなかった部分の実験方法はどのようにレポートに書けばいいでしょうか?

A.行っていない実験方法も、Google ドライブ内にある、課題2のオンデマンド教材の資料を参考にして、自分が実験を行った体で記述してください。

Q2-3. TAさんに調整してもらったものの過程(例えば、表回の50 mLメスフラスコに1.25 mg/Lのリン標準溶液を1-4 mL測りとる過程)についても自分のレポート実験手順に書いた方がいいですか?

A. 記述の仕方としては、Q2-2で回答したようにあたかも自分で実験を行ったように記述するやり方と、上の例で言えば、「1.25 mg/Lのリン標準溶液1 mLを測り入れた50 mLメスフラスコに…」のように自分で行っていない操作の記述を飛ばすやり方があります。どちらで記述しても構いません。

Q2-4. テキストの4.結果の二つ目「試料水は薬液を加えて分解処理を施したものであるため、検量線から直接求まるの濃度は本来の値より低くなる。」 という記述の意味を理解できません?

A. 試料水に含まれる全リンを、オルトリン酸態リンにして測定できるようにするため、川の水にペルオキソ二硫酸カリウムの溶液を加えて酸化分解処理を前もって行ったものを実験の試料として提供しています。ペルオキソ二硫酸カリウム溶液にはリンは含まれませんので、例えば、広瀬川の水と同量のペルオキソ二硫酸カリウム溶液を混合した試料を測定した場合、試料のリン濃度は元の広瀬川の水のリン濃度の半分の濃度が求まることになります。実験の目的である広瀬川の水のリン濃度を求めるためには、試料のリン濃度から逆算(補正)を行って、正しい濃度を算出する必要があるという意味です。

Q2-5. 表回で測定した4点から求めた検量線が、裏の実験における検証で適当ではないという結論に至りました。それでは、一体どのように検量線を作成すればよいでしょうか?

A. 表回、裏回の全ての実験結果から検量線を作成して下さい。最小二乗法を適用する場合、教科書p. 149のA.17型の式にするかA.21型の式にするかについても実験結果から判断して下さい。

Q2-6. 最小二乗法の計算方法と活用方法がわからないので教えてください。

A.最小二乗法の説明は、教科書p. 147 (A - 9)にあります。

Q2-7. 吸光度の単位がわかりません。分光光度計にはABSとあったのですが、これであっているのでしょうか。また、ABSとはなんですか。

A.自分で調べてください。それがレポートです。

Q2-8. 授業前の説明では吸光度から直接全リン濃度が分かると書いてあったのですが、教科書には薬品で処理された後の濃度が分かるからそれを補正して全リン濃度を求めると書かれていたところです。酸化処理によって有機態リンをオルトリン酸態リンにした過程の話だと思うのですが、その過程で処理されてない分があるという事が起きていたとしても、どれだけ酸化されてないかは、与えられた情報だけで求めるのは不可能だと思いました。

A.酸化分解は完全に行われたとの前提で数値を出して下さい。確かに、指摘のとおりこの条件で酸化分解を受けない化学種が存在しないことは否定できませんが、そのような化学種は、短期的に環境に影響を及ぼしにくいものと判断できます。加えて、この酸化分解法は環境調査に於けるスタンダードな方法で、広く採用されているもので、それらの数値と直接比較を行うことが可能な数値であることにも着目して下さい。課題2の目的が、河川水のリン濃度を余さず正確に求めることではなく、リン濃度を通して環境について考える事であることもお忘れなく。

Q2-9. 検量線について質問させて頂きます。オンライン資料中の吸光度の実験結果を用いて、最小二乗法で直線の式を求めました。すると資料にあるように切片が0になりませんでした。その場合、検量線の傾きはこれで定めてよろしいのでしょうか。

A.今回の実習は、そのことも踏まえて考えていただく授業となっています。ですので、あなたが思ったように進めて行ってください。そしてそのままレポートに書いていってください。合っていれば構いませんし、おかしければ、何故おかしかったかを考察に書き、それに対する改善策を書くことが、この授業が意図していることです。間違っていたからといって、レポートの減点にはなりませんので。自由に考えて行ってください。

Q2-10. 検量線を作成した後、実際に広瀬川の水を分析する際に、モリブテン酸アンモニウムーアスコルビン酸混合溶液を加えてモリブテンブルーを発生させ、それを用いて吸光度測定をすると思うのですが、検量線はリン酸溶液で作成したのにもかかわらず、河川水の測定の時にはモリブテンブルーの溶液でよいのでしょうか。

A.よいです。なぜよいか?それぞれの過程で何が必要なのか?など自分で考えてみて下さい。

Q2-11. 発色の過程でモリブデン酸アンモニウム−アスコルビン酸混合溶液を加えていますが、この溶液を加えることで生ずる濃度変化は考慮しなくて良いのでしょうか。

Q. よいです。なぜよいかは考えて下さい。

Q2-12. 液体肥料中のリンの定量実験についてですが、MAP法で沈殿させたものの上澄み溶液のリン濃度から、何がわかるのでしょうか。もしくは、上澄み溶液のリン濃度は何を表す値なのでしょうか。もしMAP法でどれだけリンを回収できたかを調べるためなら、沈殿のほうを調べて、リンがどれだけ回収できたのかを調べるべきではないでしょうか。

A. 上澄み溶液(上清)からは、沈殿しなかった(回収できなかった)リンの濃度がわかります。沈殿の方を直接定量した方が、もちろん回収量を求めるには良いですが(沈殿の重さから、あるいは再度溶解してモリブテンブルー法で)、この実験では技術的、時間的な制約から、行っていません。また、下水施設での実際を考えると、MAP法で回収された以外の廃液は環境に排出されるため、むしろ上清のリン濃度を知る必要があります。

Q2-13.「液体肥料中のリンの定量実験」はどういうことでしょうか。液体肥料中のリンの濃度は0.1%と、すでに求まっているのではないでしょうか。

A.まず、液体肥料のラベルの表示はリン酸濃度で、この実験でのリン濃度とは異なります。リン酸濃度からリン濃度を求めることは可能ですが、同じ値ではないことに注意して下さい。次に、濃度が明記しているのにわざわざ実験で確認する必要があるのかということに関しては、精度の問題があるために、求めているというのが回答です。リン酸濃度0.1 %というのは、実際の値が0.05 % – 0.15 %の間の値であることになり、実に約3倍の濃度の開きを想定しなければなりません。大量生産の商品であり、単純な水溶性塩を水に溶かしただけのものですので、実際には濃度の不確かさは大きくはないとは考えられますが、そのことを保証するものがないので、上の不確かさで考えざるを得ないのです。

Q2-14. 発色試薬添加の動画で液体が濃青色になっているようには見えないのですがどうしてでしょうか。リン標準溶液とモリブデン酸-アスコルビン酸混合液を反応させると濃青色になると教科書から読み取れます。

A.発色には少し時間がかかります。また、リン濃度が薄いために動画での確認は簡単ではありません。実際に発色したものを見れば青い色が確認できると思います。

Q2-15. テキストに記載されている問題はレポート内で解答するのでしょうか。

A.はい、レポート内で解答してください。その際、単なる問題と捉えるのではなく今回の実験の考察の足掛かりになるものと捉えてみて下さい。

Q2-16. 広瀬川の水の全リン濃度を求めるというところで、検量線のグラフを求めてそれを元にリン濃度を出すことはできたのですが教科書にある数値の補正というところをどのようにすればいいかがわかりません。

A.授業で分析した試料水は、配布データに記載してあるように、100 mLに対して20 mLのペルオキソ2硫酸カリウム溶液を加えて酸化分解を行っています。つまり、加えた溶液の分だけ薄まっているため、元の濃度に換算しなければなりません。

Q2-17. 考察の欄に、有機態リンと無機態リンについて記載するものがあるのですが、どれを見たらいいかわかりません。

A. Classroomの授業の教材・Meetの課題2の試料に広瀬川の水××××.pdf (×は数字で試料採水日に対応する)を見て下さい。「*オルトリン酸態リンの濃度」が無機態リンに対応します。また「*モリブデンブルー法.....」は、今回の実験で使用した牛越橋以外の吸光度のデータ(全リン)になります。ですので、全リンの値を無機態リンの値を引くと有機態リンに関する情報が得られます。

Q2-18. 実験結果で検量線のグラフのほかに、最小二乗法を用いて回帰線を求める必要はありますか?

A.レポートに絶対的な基準はありませんので、最小二乗法で求めることが必須というわけではありません。しかし一般的には、最小二乗法を用いて求めた回帰線が多く用いられますし、今後もことある毎に遭遇するはずです。最小二乗法を使わずに検量線のグラフを作成した場合、どのような基準で検量線を引いたのか根拠の提示が必要です。「なんとなく中間を通るように引いた」のような理由では、最小二乗法にはかないません。今回は4点の測定値で、分散や共分散もそれほど複雑な計算にはなりませんので、ぜひ最小二乗法で回帰式を求めてグラフを引いてみてください。

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課題3についての質問


Q3-1. 実験結果報告書の1週目模擬実験でグラフの作成において、測定ごとの違いが小さかったため1㎝=0.01秒としてもよろしいでしょうか。

A.はい。ただし、グラフが小さくなりすぎないように留意してください。自然科学総合実験の「学習のアドバイス」の中にある「グラフ用紙の使い方」を参照してください。


Q3-2. 重力値推定計算サービスに緯度、経度、標高を入力したのですが、値が不適当ですと表示されてしまいます。

A.緯度、経度の値は、60進法の分、秒での表示に変更してありますか?また数字は半角数字で入力してますか?


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課題4についての質問


Q4-1. 問題1や6では実験データを用いるとなっていますが、20℃の実験データがありません。20℃に近い温度の結果を用いてよいでしょうか。

A. はい、20℃に近い温度の値(例えば実験1の値)を使用して問題ありません。もし実験2のデータを内挿あるいは外挿して20℃の値を予想できるようであれば、その値を用いてもらっても結構です。いずれの場合も、どういう理由で、どのデータを用いたか説明を加えてもらえると良いです。


Q4-2. 実験2の試料2について、T1やT2が記録できなかった箇所があります。データを解析する際はどのようにすれば良いでしょうか。

A. 超伝導転移付近になると抵抗が急激に変化するので、それを捉えるために温度は記録しないで電圧だけに集中する必要がある場合があります。一つ前に測定した温度を記入してください。


Q4-3. グラフをExcelなどのソフトで作成してもよいですか?

A. 課題4に限り、ソフトで作成しても構いません。


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課題5についての質問


Q5-1.

A.


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課題6についての質問


Q6-1. 問題3の2についての質問です.1-オクタノール溶液の体積をvとしたとき,体積v/2の水を用いて二回に分けて抽出しているのですか? それとも,体積vの水を用いて二回に分けて抽出しているのですか?

A. 体積vの1-オクタノール溶液に対して,体積vの水で2回抽出しています.体積vのオクタノール溶液に対して,「体積vの水で抽出する」→「水と1-オクタノールは二層になるので分ける」→「分けた体積vのオクタノール溶液を体積vの水で抽出する」としています.2回抽出した後に,1-オクタノール中にどの程度残っているかを求めてください.


Q6-2. 写真を貼っているのでスケッチの必要性を感じないのですが,必要ですか?

A. スケッチはRf値をどのように求めているのかの根拠となります.必要です.


Q6-3. 結果報告のWordファイルにドライブ上で書き込めません。

A. ダウンロードしてください。


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課題7についての質問


Q7-2. 校正曲線を出す際に、水銀のどの波長を使うかによって校正曲線が微妙に異なると思います。407.8nmと404.7nmのどちらの波長を使っても良いのでしょうか?

A.測定データ強度が弱なので、404.7nmを使う方が適切な場合が多いですが、校正曲線の直線関係を考慮して判断してください。


Q7-3. 校正曲線の式を求めるにあたって、エクセルなどの表計算ソフトを利用してもいいですか?グラフは手書きです。

A.いえ、最小二乗法の計算方法を理解することが目的なので、計算は手で行ってください。確認としてエクセルの機能を使うことは構いません。


Q7-5. 教科書の結果と考察の欄にある「定義について調べなさい」という問いに対する答えは、結果や考察の項目としてではなく、原理の項目に記載しても良いでしょうか?

A.教科書の「結果のまとめと考察」は「課題」としての位置づけなので、そこで指示されている内容は原則「結果のまとめと考察」の中で記載して下さい。ただし、原理で記述した内容の一部が調べた内容を含む場合には、「結果のまとめと考察」の中でその旨を明記して下さい。


Q7-6. 校正曲線を普通のレポート用紙に書いてよいですか。

A.グラフをレポートで提出する際はグラフ用紙に作成してください。グラフ用紙の方がマス目も細かいので値を読み取るのに便利です。


Q7-7. 実験1の蛍光灯に入っている物質についてです。数値からExcelを用いて計算し、理科年表を用いて同定して、カリウムが浮かび上がりました。しかし蛍光灯の参考文献を借りたところ、カリウムの記述はありませんでした。これは有り得ない物質なのでしょうか?

A.蛍光灯のガラスに含まれている可能性もありますので全くのゼロということはないです。しかし主な発光原子ではないように思えます。たとえば蛍光灯について記述している参考文献にのっている原子の可能性がないか逆に検討してみてはいかがでしょうか?こういった検討の過程をレポートにまとめるとよい考察になります。


Q7-8. 課題は、結果や考察とは別に、課題の欄を作った方が良いでしょうか

A.教科書にある指示や質問は考察とも大きくかかわってきますので、考察の中でまとめる形での記述をしてください。一方、提出要件課題は実験内容と関連するので、考察の最後の項目として解答して下さい。


Q7-9. 今回の実験で光の相対強度も観察したのはどうしてですか?

A.色だけでなく輝線によって強度も異なり、輝線の特定の手がかりとなる情報だからです。


Q7-10. レポートの自己チェック欄に,校正曲線のグラフに三種類の元素のデータがあるかという旨の項目があったのですが,今回は水銀だけでいいのでしょうか?

A.実際に水銀のみを観察した場合には、水銀を用いた校正曲線だけでかまいません。カドミウムのみを観察した場合にはカドミウムのデータのみを用いた校正曲線を作成します。


Q7-12. 複数の仮説を検討した結果を考察に含めて良いでしょうか?

A.仮説が間違っているということが、根拠をもって示されていればそれは重要です。一つの考え方を棄却できますから。またそれは同時に、正しいと考えられる仮説の正しさを補強することにもなります。なのでそういったことが「考察」に書かれていると、より説得力ある考察だといえます。


Q7-13. 校正曲線の一次関数の式やリュードベリ定数を求める過程の途中式は、ノートに書いたものを写真でとり、それを図として貼り付けて、「このように・・・」という形で記述しても良いでしょうか。

A.式は出来るだけ数式エディタを用いて記述すべきですが、どうしても難しい場合には自分のノートに自分で書いたものであれば、写真を張り付けてもらってもかまいません。


Q7-14. 最小二乗法で一次関数の式を求める際、レポートに最小二乗法の式の証明や、途中式の記入をしたほうが良いですか?

A.最小二乗法の証明はまでは求めませんが、各パラメータを求める際の途中の計算過程は書いてください。


Q7-15. レポートの手順の「③上記を水素スペクトルのデータ数分すべて行う」というものは、水素線スペクトル(実験データ)の二つの値でリュードベリ定数を求めよということでしょうか?

A.はい、実験データが2つある場合には2つ、3つあるばあいには3つ各々で計算を進めて考察を行ってください。


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課題8についての質問


Q8-1. レポートの考察の部分はテキストの問題を解いてください、という指示を聞いたように思うのですが、問題の解答以外で考察を自身で書く必要はないということでしょうか?

A.問題の解答を考察としてもらえれば、基本的には大丈夫です。また、問題以外の点についての考察も、もちろん歓迎です。


Q8-2. 燃料電池・補足の資料にある画像はレポートに挿入しても構わないでしょうか。

A.テキスト、配布資料、文献等の図をレポートへコピー&ペーストすることは避けて下さい。参照する場合は、内容を文章で記述し、図が必要なら自分で作成して下さい。


Q8-3. 実験1、2、3は各々目的などがあるので、レポートではそれぞれ別々に書いたほうが良いですか?

A.目的は別々にしないで、まとめて書いてください。


Q8-4. 章末問題と考察は別々で書いて良いですか?

A.章末問題と考察は合わせて書いてください。


Q8-5. 問題2の電気分解のエネルギー効率は、水素が9cm^3発生した時の数値を使って算出すればよいのですか?それとも、3cm^3、6cm^3、9cm^3発生した時のそれぞれのエネルギー効率を平均したものを求めればよいのでしょうか?

A.最終的なデータ(9 cm^3)で計算するのが適当です。一般的に、どの値を使えば良いのかは場合に依ります。ですから自分で判断して、こういう値を求める必要があるから、この値を用いて計算した、とレポートで説明する必要があります。


Q8-6. 実験3で、電気エネルギーを求めようとするとき、電圧と電流が一定にならずに下がり続けました。この場合の電圧と電流は平均を求めて、電気エネルギーを出せばよいのでしょうか。

A.ひとまず平均値を使ってください。さらに横軸を時間、縦軸を電力としてグラフを書き、その面積から電気エネルギーを求めてみることをお勧めします。得られた実験結果を用いて、どのように考えて計算したのかを書くのがレポートです


Q8-7. テキストの水の化学式の最後に「(1)」と書いているのはなぜですか

A.よく見てください。(1)ではなく(l)、liquidのエル、つまり液体の意味です。終状態として水の液体を考えるのか、水の気体を考えるのか、により、最大の理論効率が変わります。余裕があれば調べてみてください。


Q8-8. 実験8の問題2で、実験2の測定結果からエネルギー効率を求めるときに、与えた電気エネルギーEを求める必要があります。しかし、実験の結果でV(電圧)とI(電流)が時間区分の区切れで異なり、Eを求めるには、片方の値を使うのか、それとも平均を使って計算するのかわかりません。

A.どちらの方がより信頼できる数値か、ということをまずは考えてみてください。なぜ一回だけじゃなく複数回データを取っていると思いますか?


Q8-9. 実験3のファラデー効率を計算してみたところ、おかしな値になりました。

A.まず再計算してみましょう。どうしてもおかしな値になるのであれば、計測値の記録ミス以外で、考えうる要因を考察すると、良いレポートになると思います。


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課題9についての質問


Q9-1. ギターのパーツの名称を図などで説明する必要はありますか。

A.ギターのパーツの名称は不要です。共鳴の部分に関しては「○○番目のフレット」という表現で問題ありません。一方、弦を引く位置と振動モードではフレットの場所でなく、端から○/○の位置という表現を使ってください。


Q9-3. 弦が生じる周波数と弦の張力、長さ、線密度、モードの関係式を手書きで書いたものを挿入しようと考えたのですが、挿入した場合、図や表のような名称をつけるべきでしょうか。

A.式なので、図や表のような名称は、つけなくてもよいです。式の隣に適切な番号を付けてください。例えば式(1.1)など。教科書を参考にしてください。


Q9-4. 自然音階と平均律の周波数の比較の表がよくわかりません。

A.自然科学総合実験のテキストの中、Section 9.9 補足:有効数字、で詳しく説明しています。まずはここをよく読んでください。


Q9-5. 予想と違う結果が、実験で出たのですが、これは誤差でしょうか?

A.予想と違う結果が出たからと言って、全て「誤差」で結論づけてしまうのは安直するぎます。どのくらいの誤差があって、どうしてそれが誤差の範囲での違いであるかを説明してください。


Q9-6. 教科書の下線の部分は必ずレポートに記載すること、と指示がありましたが、全て結果の節に書かないと駄目でしょうか。下線部分を全て結果の節に書くのではなく、考察の節にも分けて書こうと考えていましたが、それは可能でしょうか。

A.できるだけ結果に書くよう努力してみてください。どうしても難しいのなら考察で述べてもらってかまいません。同じことを2度述べるのは無駄なので、例えば、結果のところで簡潔に記述し、考察で、この設問でこういう結果がえられることついては…とか述べるやりかたが考えられます。


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課題10についての質問


Q10-1. 課題10は白衣は必要ですか?

A.はい、必要です。どちらの回も細胞を染色するための染色液を使うためです。


Q10-2. 自分の描いたスケッチに基づいた論理的な考察を導くことができれば、たとえ生物学的に間違っていたとしても、問題は無いのですか。

A.問題ありません。みなさんの細胞生物学の知識が、まだ十分でないことは当然です。勘違いや間違いは当然生じると思います。それぞれの観察が可能な限り正確に記録されていること、その観察記録をもとに客観的に言えることはなにかを論理的に考えてあることが評価の対象です。ガイダンスでも伝えたように「正解はなにか」を探してはいけません。「自分はこう考えた。その根拠は...」というレポートを求めています。


Q10-3. 酢酸オルセインと蛍光顕微鏡の実験は、結果の部分のみ記載すれば良いのでしょうか。

A.裏の回に行った細胞分裂の実験は、体験的実験ですのでレポートに記述する必要はありません(書いてはいけないわけではありませんが)。蛍光顕微鏡の実験は,目的から結論まで、すべての章で必要な内容は記述する必要があります。染色の操作に関してはQ10-8をご覧ください。


Q10-4. メチルグリーン・ピロニンで染色した際、細胞壁まで濃い赤紫色に染色されていました。細胞壁の主成分はセルロースだと思うのですが、染色された理由がわかりません

A.授業中にお話しましたが、細胞壁が染まっているのではありません。実際に染色されているのは細胞質中の種々のRNAです。あたかも細胞壁が染まっているかのように見えるのはなぜかは、Classroomに掲載してある「課題10細胞2021掲載用.pdf」の#48を見て考えてください。


Q10-5. 実験3について質問です。DAPI染色およびDiOC₆染色では、それぞれ何分間染色をしたか教えていただきたいです。

A.テキストを読んでください。187ページの通りですが,DAPIは13時前に染色を始めて観察が15時ですから120分染色したことになります.DiOC6は10分程度です.


Q10-6. スケッチのスキャンについてなのですが、プリンター等でスキャンしたものをpdfで保存してwordに入れる形でも大丈夫でしょうか?

A.はい,ご自宅にスキャンができる装置があるのならぜひご活用ください.


Q10-7. 考察問題3について質問です。細胞の立体的な構造を模式図で示せとありますが、これは手書きの図をスキャンし挿入したもので大丈夫なのでしょうか?それともパソコンで作るべきでしょうか?

A.手書きの図をスキャンして、ワードファイルに挿入してください。


Q10-8. TAが行った蛍光顕微鏡による観察のやり方は教科書を引用してもよいでしょうか

A.蛍光観察の標本の作成については,「染色と蛍光顕微鏡の操作はTAに行ってもらった」だけで結構です.ただし,どのような染色法を用いたかは記述してください.


Q10-9. 1回目の授業で最後に時間がなく、DAPIとDiO6の蛍光顕微鏡による観察を見られなかったのですが、レポートの結果と考察の欄に蛍光顕微鏡による観察のことを書く必要がありますか。

A.観察する時間がなかった場合は、その直前にスクリーンに投影してTAの方が説明してくれた内容だけで記述してください。


Q10-10. 考察についての質問です。「~について調べよ」という考察問題に関しても、参照資料の引用についてのルール「引用は従であり自分の文章が主でなければならない」は適用されるでしょうか。またその場合、間接引用のみを考察問題の答えとして記述するのは不適切でしょうか。

A.いえ、考察部分のみだと、適用されません。安心して引用を中心に組み立ててください。間接引用も、もちろん直接引用も可能です。


Q10-11. 暗視野での観察を忘れていたことに気づいたのですが、どうすればよいでしょうか

A.もはやどうしようもありません。いま自分が得ている結果のみでレポートを書いてください。なお、レポート中に反省文は不要です。


Q10-12. 染色されてない細胞の液胞の形と、染色された細胞の液胞の形がかなり違ったように見えたのですが、これはなぜですか。

A.染色した細胞というのがメチルグリーン・ピロニン染色のことでしたら,固定によって液胞の形(ということは細胞質の形)は大きく変化してしまいます。エタノール固定というのは、言ってみれば脱水を行っているのに近く、これによって生きていたときには存在した細い細胞質のパイプ構造はほとんど全て壊れてしまいます。細胞質は細胞膜直下(光学顕微鏡観察では細胞壁直下に見える)に薄く張り付いたような形で残るのみとなります。エタノール固定では液胞の形=細胞質の形はまったく残っていないと考えるべきでしょう。


Q10-13. 蛍光顕微鏡の観察のことは実験方法から結果まで書く必要がありますか

A.蛍光顕微鏡観察については、自分で作業したものではないので、実験方法の所は「TAがやった」というように書けば問題ありません。結果は、自分で観察できた所を記入できれば大丈夫です。


Q10-14. テキストの173ページ、14行目の「真核生物には多細胞性の生物もいるが、大多数は単細胞である」とありますが、この大多数というのは分類したときの種類の数において多細胞より単細胞の方種類数がが多いということでしょうか?

A.何を数えて多いというかによりますが,真核生物のバリエーションの多くは原生生物によって占められています.これらはみな単細胞です.多細胞の生物は,動物,植物,菌類(カビ・キノコ)の一部だけであり,バリエーションとしては僅かなグループでしかありません.もちろん生物数とか生物量を比べるとまた話は違ってきます.


Q10-15. スケッチに直接書くべきメモと、書かないべきメモの境目がよく分かりません

A.基本的にスケッチ(や写真)には「各部の名称(これも場合によっては(a)(b)などとして中身については図の説明に書くことが多い)」「スケールバー」以外には文字は入りません.文字は本文か図の説明(Figure legend)に書くものです.例えば,メモを付けたい部分には矢印とAなどのマークを付け,図の説明か本文で「Aの部分には下層にある細胞壁が...」などとするのが多くの論文に見られる手法です.


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課題11についての質問


Q11-1. 重なって見えるバンドの本数の数え方は一本でよろしいでしょうか。ゲル写真で、DNAマーカーのレーンの2つ隣のレーンの一番下の薄めの部分と、一番上の濃いバンドの下に見える薄めの部分をバンドとして数えていいですか。

A. どこまでバンドとして認識するかは自分で判断してください.唯一の正しい見方などというものは存在しません。


Q11-2. 私のグループ記号用のフォルダが用意されていません。グラフをどちらへ提出すればよろしいですか?

A. グループ名のディレクトリは(済)とあるように,終わったものをまとめるためのものですので,直においてください.


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課題12についての質問


Q12-1. 細線の回折像で測定するのは、明線の間隔ですか?それとも暗線の間隔ですか?

A. 暗線の間隔です。


Q12-2. 2週目に行った実験2「バネによる光の回折」はレポートに記述しますか?

A. はい、実験2「バネによる光の回折」の実験でわかったことなどは、考察に記載してください。実験方法と実験結果に記載する必要はありません。


Q12-3. レポートの原理には何を書けば良いですか?

A. テキストにもありますが、有限幅単スリットによる波の回折の式(12.3) と、そこへ至る過程を要約して簡潔に記述してください。


Q12-4. レポートの実験方法は箇条書きで良いですか?

A. いいえ、箇条書きは認められません。文章で書いてください。


Q12-5. レポートの表は、エクセルなどソフトを用いて作成して良いですか?

A. はい、課題12においては、実験ノートに手書きした表を元にして、コンピューターで表を作ってレポートに挿入してください。 もしコンピューターでレポートが作成できない(手書きでしかレポートが作成できない)場合は、例外的に実験ノートの手書きの表を写真撮影・もしくはスキャンしてレポートに挿入しても構いません。


Q12-6. 発展的問題がよくわかりません。

A. 発展的問題の回答は任意です。よって記述が無いレポートも受け取られます。ただし記述があればその内容は評価において考慮されます。


Q12-7. 実験データを解析した結果、測定を失敗したみたいです。

A. まずは落ち着いて、もう一度解析(計算)をやり直してみましょう。それでも予想とは異なる場合は、今回はその失敗した(と考えられる)実験結果をもとにレポートを書いてください。その際に、なぜ失敗したと考えられるのか、どこでどのような失敗がどういう原因で発生したかを考察すると良いでしょう。ただし反省文は不要です。どれだけ注意深く行ったとしても、実験に失敗はつきものです。


Q12-8. レポートに予備実験の記述は必要でしょうか?

A. はい、記述してください。どのような予備実験を行い、そこから何がわかり、それを本測定にどのように活かしたかを書いてください。


Q12-9. 質問したのですが回答がいただけません

A. 休日にClassroomの限定公開コメントで頂いた質問に対しては、休日が終わってからの回答になることをご寛容ください。


Q12-10. 顕微鏡やデジタルノギスの使用については、実験方法または実験結果のどちらに記載するべきですか。

A. 必要ならば実験方法に記載してください。


Q12-11. 教科書には半導体レーザーの型番がソーラボ社製PL201もしくはPL202とありますが、どちらを使用したのか記録し忘れました。

A. 波長が520nm辺りならばPL201、635nm辺りならばPL202です。


Q12-12. 1週目(表回)のあと2週目(裏回)まで、何をすればよいでしょうか?何か提出するものはあったでしょうか?

A. まず、裏回までに提出するものはありません。ただし以下のことをしてから、裏回に臨んでください。
1.表回で実験した結果をまとめた表1を、コンピューター上で作成し、レポート電子ファイルに挿入し、そこから何が読み取れるかを考えてください。(裏回でグループで議論します。)
2.レポートの実験方法と実験結果を記述してください。予備実験についても、どのような予備実験を行い、そこから何がわかり、それを本測定にどのように活かしたかを書いてください。(序論、原理、考察、結論はいまのところ不要です。)


Q12-13. 回折パターンのスケッチのタイトル(キャプション)は上と下のどちらに書けば良いでしょうか。

A. スケッチは図ですので、図番号と説明などのキャプションは下に書いてください。なお表(ひょう)の場合は、キャプションは上に書いてください。


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