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概要

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   この実験講義では、次の6つのテーマを取り上げています。21世紀の課題である「地球・環境」、「エネルギー」、「生命」、身近にある自然現象の理解のために「身の回りの科学」、文化の背景にある自然科学の法則を理解するために「科学と文化」、それに、自然科学を記述する言語となっている「数学」です。

   「地球・環境」では3課題、温暖な地球と温室効果、環境放射能、地球大気の大循環を通して、地球温暖化のしくみ、身の回りにある放射能の起源、天候の変化のしくみを体験的に理解する。「エネルギー」では、自ら色素増感太陽電池を作り、光から電気エネルギーへの変換を行う。「生命」では、2課題、受精と卵割の観察とDNA鑑定を経験する。その観察から、生命の始まり、そして、法的に守られる“人間の生命”、生物の遺伝子情報を書き込まれたDNAとは何かを学ぶ。「身の回りの科学」は、“蛍の光”と血痕の検出が同じ“発光”という現象であることを観察し理解する。実験の中で、学生自身が、実際にウミホタルを光らせる。2019年度からの新課題では、食生活に欠かせない味覚の感覚について実験し、味を感じる仕組みについて学ぶ。「科学と文化」では、弦の振動と音楽の関係を実験する。最後に、「数学」では、代数と幾何学のテーマのもとに、現代の暗号、球面三角形の幾何学について、“実験”や“理解するための作業”を行う。